突然ですが、みなさんにとって
サウナはどんな場所ですか?
また漢字で一文字で表すと何でしょうか?
こんなことをサウナ室で考えてみたんです。
(いや。暇か。はいそうです笑)
例えば
「日々の疲れをいやすため」→「癒」
「整うことが気持ちいいから」→「整」
「健康のため」→「健」
「サウナは僕の人生全てだ」→「生」
「自分の心と向き合う」→「向」「心」「無」
「仕事でうまくいかなかったところを振り返って、次に進む」→「振」「考」「進」
こんなとこでしょうか。
このことを考えて、「サウナとは、なんとも万能で多くの人に良い影響を与えているのか」と実感しました(笑)
そんな私が、自分の心にスッと入ってきて1番しっくりきたある漢字が思い浮かびました。
それは…
「感」です!
なぜこの漢字になったのか、いくつかの項目に分けて説明したいと思います。
思考から感覚へ
サウナの特徴でよく言われることの1つとして
「思考から感覚の世界に切り替わる」
ということがよく言われ、漫画『サ道』の中でもこのようにも紹介されています
この「感覚の世界に切り替わる」というのがまさにそう!
日常生活では、雑務ややるべきことの意思決定、ミスを犯したり、嫌なことを言われたりと1日のほとんどは頭の中の思いや考え=「思考の世界」にいます。
しかし、サウナに入ると、熱い(サウナ)・冷たい(水風呂)・気持ちいい(外気浴)という
「感覚の世界」に切り替わる。
「感覚の世界」にいることで、余計なことを考えることが消え、今この瞬間の「気持ちいい」という気持ちにフォーカスされる!
これがサウナの最大の魅力で、仕事が忙しいビジネスマンにもサウナが愛される理由なのかもしれません。
五感で楽しむサウナ
私にとって、サウナは五感を使い、自分と向き合うことができる最高のひと時です。
いくつか、私がどんな時に五感を使っているなと感じているかというと
↓サウナで五感を使うシーン↓
- 暗いサウナ室で目を閉じて静かに自分と向き合う
- サウナ室の木の香りやロウリュのした時のアロマの香り
- ロウリュするときに奏でる「ジュュワ~」という音
- 整っているときに聞こえてくる水の音
- サウナ室でじんわりと汗を流す
- 整っているときにぼーっとしているあの瞬間
- サウナ後に飲むコーヒー牛乳
こんな感じで、サウナは五感全てをフルで使い、楽しむことができます(笑)
特にサウナ後の飯「サ飯」や飲み物「サウナドリンク」は最高。
いつもより味覚が敏感になっている為、冗談抜きで通常の2倍上手く感じます(笑)
ちなみに、今までで最高にうまかったサウナ飯は北欧の北欧カレー(東京)
メープルロッジのたまねぎチーズ焼きカレー(北海道)
もうお分かりかと思うのですが、私はサウナ後のカレーが大好きでござんす。生姜焼きもすき。
また、五感をフルで使うことが、脳疲労をとることにも繋がっています。
そもそも五感とは、動物が外界の情報や生命を脅かす危険をキャッチする重要なセンサーのため、五感で得た情報は瞬時に私たちの脳へと送られます。
このように、脳と五感は密接に関係しているので、この五感に働きかけることで脳を回復させることができます。
私の場合、学校の課題やブログ記事もパソコンで作業し、SNSなど携帯でこまめにチェックしている、まさにブルーライトを浴びまくりな大学生。
そんな私にとって、スマホもパソコンも服もない全裸で、五感を使いながらサウナで自分と向き合う時間は、とても大事な時間だと気づかされました。
自然を感じる
サウナの本場、フィンランドは国全体の7割が森林や湖などの自然で成り立っています。
(ちなみに日本も国土に対しての森林面積が7割と世界的に見て、超自然が豊かな国だから将来はサウナポテンシャルは抜群に高い。)
だから、自然の中でサウナを楽しむのが当たり前なんですよね。
例えば凍った湖をくり抜いて、そこにダイブしたり、大自然の森の中にサウナ小屋があったりetc
写真で見ると0℃の凍った湖に人間が突っ込むさまは異世界。
だからフィンランドの人達にとってサウナは、
「自然とすごく近いもの」だという風に考えています!
一方、われわれ日本人にとって、サウナのイメージはどうか。
日本のサウナは、
「昔から地元に慣れ親しむ銭湯サウナやスーパー銭湯」「1日中楽しめるスパ型のサウナ」が主流です。
最近だと、
- 1人や友達だけで楽しめる個室サウナ
- 大自然の中にある貸切サウナ
なんかも増えています。
ただ、まだ日本人にとってサウナに気軽に行ったり通うことができるのは、
「都市や街にあるサウナ」ではないでしょうか。
では、
「サウナで自然を感じることなんてできなくね?」
って思ったそこのあなた。もう少し待ってください。
そうした都会の中や住宅街の中にあるサウナも、実は私たち人間にとって「自然に触れる」貴重な機会になっているのです!!
それはどういうことか??
サウナは、火や水、蒸気や風に触れるものであり
「自然の一部に直接触れる体験をする。」
これがサウナの基本ステータスなのです!!
つまり、普段は感じられない自然の
- 心地よい風が肌に触れる
- 太陽が自分を包み込む
- 頭上に月や星が広がる
- 水風呂に注ぎ込まれる水の音
整っている時に、
こうした自然に触れる体験をすると
「なんとこの世界は美しいのだろう」
とリアルマジでそういう感覚になります。
(語彙力ないのは自覚あり)
言葉にするなら
「生の喜び、今生きていることの感謝」
みたいなのが芽生えてくるんです!
こうした感覚が、新鮮でめちゃくちゃ心地よく、何とも言えない多幸感に包まれ、いわゆる
「整う」という現象になるのです!
だから、大自然のサウナは言わずもがな。
都会の中や住宅街の中にあるサウナも、
実は私たち人間にとって
「自然に触れる」貴重な機会になっている
といえるのではないでしょうか?
自然に触れるために、車で数時間走らせることもなければ、1000円札一枚握りしめて近くのサウナに行き、
「都市にいながら、自然と身近に触れることができる」
これは、「サウナにしかない魅力だな〜。サウナに出会えてよかったな」と心から感じました。(笑)
感謝が溢れ出る
私が今回1番伝えたい部分がここです!(笑)
先ほどの話の中で、サウナに入って整っているときに、感覚が研ぎ澄まされる。
その結果、多幸感に包まれ、「生の喜び」的なものを感じるというお話をしました。
そして、このまさに整っている瞬間、私は何を思うかといつも
「最高に自分は幸せ!!」
と心の底から叫んでいます(笑)
見た目的なところでいうと、もうそれはそれは見たこともない笑顔で、多分映画に出てくる『joker』の主人公みたいな感じになっています。
この時に、今、この瞬間がとても幸せになる。
そして幸せな状態の自分の思考は過去に移り変わり、その日1日のことや昔の楽しかった思い出、また大変だったことなどを振り返るんですね。
そうすると…
「あいつがいてくれるから、今頑張れてるな。」
「毎回ご飯無料&うますぎる飯を食えてるのってえぐくね?」
「そもそも今いるコミュニティ、まじで恵まれすぎてないか?」
「あの時、大変だったけど、あの一言で踏ん張れたわ」
「受験やスポーツなど自分のおかげで上手くいったと思っていたことも、あの人の支えがなかったらそもそもできていなかったかも」etc
自分という人間がどれほど多くの人の出会いに支えられ、周りの環境によって今の自分でいられるか。
視野が広がり、「自分のやってきたこと以外」のものが見え、
「自分の周りにモノや人に対しての感謝」
が猛烈に心の奥から湧いてくるんです。
そしてもっと大きなことを考えはじめ、
「そもそも戦争もない、食べるものも着るものも寝ることも困らないなんとも平和な今という時代と日本に生まれたこと」
「ITが発達し、SNSによって気軽に友達や家族と連絡を取り、お互いの状況を知り、会いたいと思うときに会える環境」
「てか自然の昔も今も、この自然(空や星、山や海etc)はあって、なんてこの世界は雄大で美しいんだ」
整いすぎて、こんなことを感じた瞬間が中にはありました(笑)
目まぐるしく毎日が続き、やりたいこともやらないといけないことも多い私にとって、
サウナは、少し立ち止まって今や過去のことを振り返って、
「自分がどれほど愛されているか」
を思い出させてくれる場所。
そして、自分の存在の価値を再認識し、
「明日の未来に向かってまた頑張れる活力を与えてくれる」
そんな場所です。
皆さんも、サウナを通して素敵なサウナライフを!ではまた!